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死体回収屋

回収屋、拾い屋、拾い人などとも呼ばれます。他人の死で稼ぎを得るため蔑まれることもある職業ですが、ギルドや教会などの組織においては影の要職の1つでもあります。


大きく分けてフリーの者と組織に属している者とがおり、いずれも基本的には蘇生代を支払うことができる、または支払うことが義務づけられる者の死体を持ち帰ります。

上からの指示で蘇生できない死体を持ち帰ることもありますが、死体回収屋が持ち帰るのは前提として「蘇生可能な死体」です。

組織においては優秀な人材を維持するため、経験者を減らさないため、証言を得るためなどいくつかの理由があります。

蘇生にかかった費用(死体回収屋の危険手当等も含む)は蘇生を受けた当人の借金となるのが通例です。


死体回収の難易度は決して低くありません。場合によっては魔物の巣窟に乗り込み、目当ての死体の確保を行うこともあります。

このことから、組織内で死体回収を担う者はその多くが経験豊富な熟練者です。彼ら自身が死体回収専門だと公言することは稀ですが、多くの構成員は先達や上司として彼らと接していることでしょう。


また、専門でなくとも腕が立つ者や対象を知る者に特定の死体回収が依頼として回ってくることは充分に有り得ることです。

死体の持ち帰りが難しい場合もあるため、時に死体回収には再生や蘇生を行使できる聖職者が同行することもあります。