魔法と魔導
神々から与えられる奇跡ではなく、自然界や術者自身によって成される術です。
その力を扱う者を術者と呼びます。
PCは基礎ステータスのMP×3の習得点を得ることができます(特性による修正値は含みません)。
魔法の習得にはそれぞれ習得点1点を、難易度の高い魔導の習得には更に1点を消費します。
魔法を習得していない場合、その魔導は習得できません(例えば無属性攻撃魔法を覚えず、無属性攻撃魔導のみ習得する、ということはできません)。
MP0のPCはMP0×3=習得点0となりますので、魔法および魔導を覚えることはできません。
また、例外として竜人はMP4であっても習得点は9点が上限となります。
魔導を習得したPCはその魔法および魔導の両方を扱うことができます。
また、魔導の習得可能数はクラスの制限を受けます。
ソーサラー・サマナー・錬金術師は最大3つまで、シャーマン・フォーチュンテラーは最大2つまで、ナイト・忍び・遊び人は最大1つまで魔導を習得可能です。
それ以外のクラスで魔導を習得することはできません。
※魔法と神術を両方扱うには類稀な才能と素質が必要です。
稀代の天才や英雄級のPCを作成することはできませんので、神術および秘蹟を1つ以上習得したPCが魔法および魔導を扱うことはできません。
名称 |
魔法の効果 魔導の効果 |
発動値 |
---|---|---|
無属性攻撃 |
単体に無属性の魔法ダメージ1点を与えます。 この魔法は暴発しません(ダイスの出目が1でも達成値が発動値を満たしていれば発動します)。 単体に精神攻撃魔法による行動阻害を行います。 具体的な成否や結果はGM裁量となります。 この魔法によって対象のHPにダメージを与えることはできません。 |
5 |
水属性攻撃 |
単体に水属性の魔法ダメージ1点を与えます。 火属性の相手にはダメージ+1、土属性の相手にはダメージ-1となります。 単体に水属性の魔法による行動阻害を行います。 具体的な成否や結果はGM裁量となります。 この魔法によって対象のHPにダメージを与えることはできません。 |
4 |
火属性攻撃 |
単体に火属性の魔法ダメージ1点を与えます。 風属性の相手にはダメージ+1、水属性の相手にはダメージ-1となります。 単体に火属性の魔法による行動阻害を行います。 具体的な成否や結果はGM裁量となります。 この魔法によって対象のHPにダメージを与えることはできません。 |
4 |
風属性攻撃 |
単体に風属性の魔法ダメージ1点を与えます。 土属性の相手にはダメージ+1、火属性の相手にはダメージ-1となります。 単体に風属性の魔法による行動阻害を行います。 具体的な成否や結果はGM裁量となります。 この魔法によって対象のHPにダメージを与えることはできません。 |
4 |
土属性攻撃 |
単体に土属性の魔法ダメージ1点を与えます。 水属性の相手にはダメージ+1、風属性の相手にはダメージ-1となります。 単体に土属性の魔法による行動阻害を行います。 具体的な成否や結果はGM裁量となります。 この魔法によって対象のHPにダメージを与えることはできません。 |
4 |
光属性攻撃 |
単体に光属性の魔法ダメージ1点を与えます。 闇属性の相手にはダメージ+1となります。 単体に光属性の魔法による行動阻害を行います。 具体的な成否や結果はGM裁量となります。 この魔法によって対象のHPにダメージを与えることはできません。 |
4 |
闇属性攻撃 |
単体に闇属性の魔法ダメージ1点を与えます。 光属性の相手にはダメージ+1となります。 単体に闇属性の魔法による行動阻害を行います。 具体的な成否や結果はGM裁量となります。 この魔法によって対象のHPにダメージを与えることはできません。 |
4 |
契約 |
使い魔契約を結びます。 水火風土光闇無のいずれか1つの属性を持つ精霊や生物1体が対象となります(上級精霊等の強力な存在と契約をすることはできません)。 契約を結んだ使い魔と術者は離れていても意思疎通ができるでしょう。 この魔法は新規PC作成時にすでに使用済みとして設定して構いません(「契約:風精霊」などというように表記してください。使い魔の外見などは世界観やルールに反していない限り自由に設定できます)。 ルール上、使い魔は術者の能力として扱われ個別のステータスを持ちません(使い魔の数だけ行動回数が増えることはなく、敵の攻撃対象に使い魔が追加されることもありません)。 解除は任意でできます。 薪に火をつける、コップの水を冷やす、部屋の換気をする、など描写のみに影響するような行動指示(該当する使い魔1体ができても不自然ではない行動限定) はGMが許す限り行えますが、その能力は個人ができることを代わりにやれる程度のものでしかありません。 また、この指示によって他の魔法と同等の効果を発生させることはできません。対象の魔法を習得してください(他の魔法・魔術を使い魔の行動として描写することは可能です)。 上記の内容に加えて、術者は使い魔の視界や聴覚を共有することができます。 共有している間、術者は他の行動をとることができません。 |
6 |
刻印 |
1つの無生物(術者が持ち運べるサイズ)または1つの生物に術者にだけわかる目印をつけます。 刻印した対象が術者の位置から判断してどの方角、どれほどの距離の先にいるかおおよそ把握することができるでしょう。 この魔法は新規PC作成時にすでに使用済みとして設定して構いません(「刻印:ペンダント」などというように表記してください)。 解除は任意でできます。 上記の内容に加えて、術者は刻印した対象の状態をおおまかに把握できます。 |
6 |
召喚 |
離れた場所から対象1つを術者の元に呼び出します。 呼べるのは術者が「契約」または「刻印」済みの1つ、あるいは術者が触れたことがあり持ち運ぶことができる無生物1つです。 このとき、呼び出す対象がいる場所は術者が行ったことがある場所でなければなりません。 上記の内容に加えて、術者の視界の範囲内に上記と同じ条件の対象1つを送り出すことができます。 |
6 |
封印 |
1つの無生物や魔法、または1つの無抵抗の生物(抵抗された時点で「封印」は自動失敗となります)に対して封印魔法を施します。 対象は術者以外に触れられず、見ることもできない状態になります(ただし「感知」で引っかかることはあります)。また、対象は時間停止状態となり「封印」時の状態のまま行動不能となります。 他者が「解除」を狙う場合、「封印」の達成値がこの魔法の抵抗値となります(達成値以上の「解除」によって「封印」は解除されます)。 戦闘で使った場合は使用したラウンドを含め3ラウンド持続します。 上記の内容に加えて、「封印」が破られた際に術者はそれを知ることができます。 |
5 |
妨害 |
単体に妨害魔法を施します。 この魔法がかかっている間、術者以外が対象に「契約」「刻印」「召喚」「封印」を行うことはできません。 他者が「解除」を狙う場合、「妨害」の達成値がこの魔法の抵抗値となります(達成値以上の「解除」によって「妨害」は解除されます)。 戦闘で使った場合は使用したラウンドを含め3ラウンド持続します。 上記の内容に加えて、「妨害」が破られた際に術者はそれを知ることができます。 |
5 |
解除 |
1つの魔法または魔導を解除します。 対象の魔法の種類や効果を術者は把握している必要があるでしょう。 上記の内容の達成値を+3できます。 |
GM裁量 |
水属性付与 |
1つの武器または防具に水属性を付与します。 この効果は付与したラウンドを含め3ラウンド持続します。 上記の内容に加えて、付与された武器による物理攻撃ロールに+1、防具ならMP抵抗ロールに+1できます。 |
5 |
火属性付与 |
1つの武器または防具に火属性を付与します。 この効果は付与したラウンドを含め3ラウンド持続します。 上記の内容に加えて、付与された武器による物理攻撃ロールに+1、防具ならMP抵抗ロールに+1できます。 |
5 |
風属性付与 |
1つの武器または防具に風属性を付与します。 この効果は付与したラウンドを含め3ラウンド持続します。 上記の内容に加えて、付与された武器による物理攻撃ロールに+1、防具ならMP抵抗ロールに+1できます。 |
5 |
土属性付与 |
1つの武器または防具に土属性を付与します。 この効果は付与したラウンドを含め3ラウンド持続します。 上記の内容に加えて、付与された武器による物理攻撃ロールに+1、防具ならMP抵抗ロールに+1できます。 |
5 |
光属性付与 |
1つの武器または防具に光属性を付与します。 この効果は付与したラウンドを含め3ラウンド持続します。 上記の内容に加えて、付与された武器による物理攻撃ロールに+1、防具ならMP抵抗ロールに+1できます。 |
5 |
闇属性付与 |
1つの武器または防具に闇属性を付与します。 この効果は付与したラウンドを含め3ラウンド持続します。 上記の内容に加えて、付与された武器による物理攻撃ロールに+1、防具ならMP抵抗ロールに+1できます。 |
5 |
鑑定 |
目の前にある1つの無生物や魔法、または1つの生物に対して鑑定を行います。 GMに対して対象の詳細やステータスの開示を要求できます。 上記の内容の達成値を+3できます。 |
GM裁量 |
感知 |
その場の魔力の状態を感知します。 対象を特定できないものに対して、魔力の有無やその魔力の性質、居場所などを調べます。 上記の内容の達成値を+3できます。 |
GM裁量 |
能力操作 |
単体の基礎ステータスBP・SP・MPのいずれか1点を移動させます(特性による修正値は含みません)。 0以下の数値から移動させることはできません。 この効果は付与したラウンドを含め3ラウンド持続します。 単体の基礎ステータスBP・SP・MPのいずれか2点を移動させます(特性による修正値は含みません)。 0以下の数値から移動させることはできません。 この効果は付与したラウンドを含め3ラウンド持続します。 |
5 |
自己回復 |
術者自身のHPを2点回復させます(魂点を回復させることはできません)。 術者自身のHPを2点回復させます(魂点を回復させることはできません)。 この魔法は暴発しません(ダイスの出目が1でも達成値が発動値を満たしていれば発動します)。 |
5 |
他者回復 |
術者以外の単体のHPを1点回復させます(魂点を回復させることはできません)。 術者以外の単体のHPを2点回復させます(魂点を回復させることはできません)。 |
6 |
自己防御 |
術者自身に、次に受ける攻撃ダメージを1回分相殺する魔力の壁を施します(暴発ダメージは相殺できません)。 攻撃の回避・抵抗に成功した場合は消費せず次回に持ち越します。 術者自身に、次に受ける攻撃ダメージを1回分相殺する魔力の壁を施します(暴発ダメージは相殺できません)。 攻撃の回避・抵抗に成功した場合は消費せず次回に持ち越します。 この魔法は暴発しません(ダイスの出目が1でも達成値が発動値を満たしていれば発動します)。 |
5 |
浮遊 |
単体を浮遊させます。 およそ5分間、対象を地面から10cmほどの高さに浮かせることができますが、術者は浮かせている間、術の維持以外の行動をとることはできません。また、「浮遊」中に対象が自分の意志で移動することはできません(他人が押したり引いたりすることでその重さに関わらず移動させることができます)。 落下時に使用した場合は5分間ゆっくりと降りていくことになります。 上記の内容に加えて、発動値を-1できます。 |
6 |
伝言 |
離れた場所にいるパーティーメンバー1人に念話によるメッセージを飛ばすことができます。 送ることができるメッセージは、常人が息継ぎなしで言い切れるほどの文章量に限ります。 上記の内容に加えて、発動値を-1できます。 |
6 |
耐性 |
単体に環境耐性を付与します。 水中や火中、毒ガスの溜まり場など、本来活動できない場所でも一時的に問題なく生存できるようになります(ただしこの魔法がかかるのは当人のみである点に注意してください。例えば火中に入った場合、装備は燃えてしまいます)。 この効果は30分ほど持続します。 上記の内容の効果時間を3時間に延長します。 |
6 |
増幅 |
1ラウンドを費やして術者自身の魔法精度を高めます。 次のラウンドで使用する攻撃魔法に「ダメージ+1、暴発無効」の効果を付与します(攻撃魔導には適用されません)。 この魔法(増幅)は暴発しません(ダイスの出目が1でも達成値が発動値を満たしていれば発動します)。 次のラウンドで攻撃魔法を使用しなかった場合、「増幅」の効果は消失します。 上記の内容に加えて、発動値を-1できます。 |
6 |