主な種族
イリンに暮らす主な種族(PCとして選べる種族)です。
どの種族も成人年齢で人間でいう15歳ほどにまで成長します。
グラスフォーク/獣人/フェアリー/竜人/鬼人/ハーフブラッド
人間
イリンでは最も多い種族です。竜人や鬼人がまだほとんど見られなかった時代の名残で、ビッグフォーク(大きい人達)とも呼ばれます。
歴史上多くの国を興し、土地や覇権を争って戦を繰り返してきた種族です。
他の種族からは「災いの火種」と揶揄されることもありますが、数々の功績を残してきたのも間違いありません。
体格のわりに非力で突出した能力がないと思われがちですが、使える武器や道具は幅広く、さまざまな分野に進出しています。
身長や体格、肌や髪の色は遺伝や環境によって変わりますが、基本的に他の種族同様寒い地域にいくほど色白で背が高く、暖かい地域にいくほど色黒で小柄になるようです。
平均寿命は50歳ほどです。地域差はありますが、おおむね15歳で成人します。
エルフやダークエルフ、ドワーフ、マーフォーク、獣人、鬼人の間に子をもうけることができ、それが結果的に人口増加に繋がっているのだといわれています。
種族特性
- 訓練(近接)
- 訓練(遠隔)
- 訓練(魔法)
- 学歴(BP系)
- 学歴(SP系)
- 学歴(MP系)
- 良家の血筋
- 酒場の華
- 神の愛し子
戦闘系特性から1つと非戦闘系特性から1つ、合計2つの種族特性を選ぶことができます。
下記の戦闘系特性から1つを選んでください。
BP攻撃ロールに+1できます。
SP攻撃ロールに+1できます。
魔法発動ロール(魔導・神術・秘蹟は含みません)に+1できます。
下記の非戦闘系特性から1つを選んでください。
BP非戦闘系判定ロールに+1できます。
SP非戦闘系判定ロールに+1できます。
MP非戦闘系判定ロールに+1できます。
貴族(王族は除く)や成功した商家などの裕福な家の出です。上流階級と縁があり、およそ金銭面で困ることはないでしょう。
酒飲み勝負、賭け事の判定ロールに+3できます。
相手の警戒心を解いてしまう魅力の持ち主です。交渉や説得の判定ロールに+3できます。
エルフ
古い種族の1つで、まだ人間が少なかった時代にはドワーフとともに大陸の覇権を握っていました。
かつては森の中にそれは美しく壮麗な都を築いていたといわれ、いまもその名残をいくつかの森の奥で見ることができます。
森を住処とし、森とともに生き、森の恵みとして獣の肉や川魚も拒まず口にします。森を傷つけ、穢す者には容赦しない一面を持っています。
人間よりやや低い身長、整った容貌に先の尖った長い耳を持ち、伝統的な暮らしを重んじる者が多いようです。
気位が高く排他的な印象がありますが、博識で優美な森の狩人として一目置かれる存在でもあります。
特定の植物との繋がりが深く、その植物の種類ごとに集落があります。別の植物の加護を受けたエルフ同士で婚姻することもあり、その場合は母親の系統の子が生まれるようです。亡骸はやがてその植物に変化するといわれています。
かつて技術や知識の扱いの相違でドワーフと決別したといわれ、今なおその不仲は語り草です。また、ダークエルフのことは同じ始祖を持つ分、より強く嫌悪する者もいるようです。
平均寿命は300歳ほどで、ある程度いくと外見の成長が止まります。成人年齢は15歳ほどです。
種族特性
- 緑の加護
- 古妖精の血筋
- 暗視
- 射手
- 光合成
- 篤学
- 神の愛し子
固有特性3つに加えて特性を1つ選ぶことができます。
固有特性
深い繋がりがある植物(実在する陸生植物。茸も選択可)を1つ設定してください。外見や体質はある程度その植物の影響を受けます。
また、会話はできませんが植物全般の声を聞くことができるでしょう。
睡眠時間が人間の半分ほどでも問題ありません。また、毒が効かない体でしょう。
暗闇をある程度見通すことができます。
下記の特性から1つを選んでください。
弓を使ったSP攻撃ロールに+2できます。クロスボウやスリングなど、弓以外は対象外です。
1日1回、陽光を浴びることで自分のHPを即座に2点回復できます。
MP非戦闘系判定ロールに+2できます。
相手の警戒心を解いてしまう魅力の持ち主です。交渉や説得の判定ロールに+3できます。
ダークエルフ
遠い昔、さらなる知識や魔術の探求・研究のために森を離れ、悪魔や魔族に与したエルフの末裔です。
のちに身内からも犠牲者が続出したため(あるいは欲しい知識はこれ以上得られないと悟ったため)、ダークエルフは悪魔や魔族とは縁を切ったのだといわれています。
光や外界、肉類は精神の統一や魔力を妨げるものとして忌避し、天然の洞窟や鍾乳洞を住処にしています。質素でストイックな生活を送る者が多いでしょう。
過去の歴史から異端者として迫害されることもあり、それが原因で人の道を踏み外す者もいるようです。
基本的に夜行性の者が多く、昼の活動は苦手かもしれません。
魔法に関する知識や好奇心は飛び抜けて高いでしょう。
エルフらしい長い耳に、青系や黒系の肌の色をしています。身長はやや高めです。
元はエルフと同じ血をもつ種族ですが、考え方や在り方の違いからエルフとの溝はなかなか埋まらないようです。
平均寿命や成人年齢はエルフと変わりませんが、外見の成長が止まるのはエルフよりも遅めでしょう。
種族特性
- 闇の加護
- 古妖精の血筋
- 暗視
- 探求者
- 血の誓約
- 篤学
- ヒーリング
固有特性3つに加えて特性を1つ選ぶことができます。
固有特性
一族ごとに固有の魔術紋様があり、それを体のどこかに入れ墨として刻んでいます。
自らの力で成すことを信仰の証とし、神術・秘蹟を行使することはありません(信仰があるうえで、あえて行使しない誓いを立てています)。
また、詳細はわからないものの、対象が現在魔力を帯びているかどうかは触れて意識を集中させれば気づくことができます。
睡眠時間が人間の半分ほどでも問題ありません。また、毒が効かない体でしょう。
暗闇をある程度見通すことができます。
下記の特性から1つを選んでください。
基礎ステータスのMPが1以上の時、MP×3点の魔法習得点に更に3点が加算されます(MPが1~3のいずれであっても、加算されるのは3点のみです)。
魔法および魔導発動ロールに+1できます(神術・秘蹟は含みません)。
MP非戦闘系判定ロールに+2できます。
1日1回、自身の治癒力を活性化させることで自分のHPを即座に1点回復できます。
ドワーフ
古い種族の1つで、かつてはエルフとともに大陸を支配していました。
自ら洞窟を掘り、地下に築いた住居で暮らしています。その技術は素晴らしく、往時は地下にいくつもの巨大都市があったといわれています。
鍛冶を得意とし、希少な鉱石のいくつかはドワーフにしか扱えません。ドワーフ製の武器といえば冒険者にとっては憧れの品でしょう。他にも建築や酒造、彫金、裁縫などさまざまな技術分野で名を残しています。
石との縁が深いことでも知られ、一族ごとではなく個々人でそれぞれに特定の鉱石や宝石との繋がりを持って生まれてきます。同じ石の加護を持つ者同士は運命の兄弟や前世の片割れなどとも言われるようです。
身長は大人でも130cmほどと低く、どっしり太めの体型で、立派な髭を蓄えています。
伝統的には女性も髭を蓄える種族ですが、他種族との交流が増えた近年ではその伝統は失われつつあります。
頑固な職人気質の印象がありますが、義理人情や信仰心に篤い人々です。
酒好きが多く、特にエールを好みます。ワインはいけ好かないエルフの飲み物だといって敬遠しがちのようです。
平均寿命は200歳ほどで、成人年齢はおよそ15歳です。
種族特性
- 石の加護
- 古妖精の血筋
- 暗視
- 頑丈
- 岩通し
- マイウェポン
- 篤信の徒
固有特性3つに加えて特性を1つ選ぶことができます。
固有特性
深い繋がりがある石(実在する鉱石または宝石)を1つ設定してください。外見や体質はある程度その石の影響を受けます。
多くのドワーフはその石を魂石として大切にし、生涯肌身放さず身につけるでしょう。
同じ石の加護を持つ者同士は、目を合わせただけでそうとわかるようです。
睡眠時間が人間の半分ほどでも問題ありません。また、毒が効かない体でしょう。
暗闇をある程度見通すことができます。
下記の特性から1つを選んでください。
基礎ステータスの初期HPが7あります。
BP非戦闘系判定ロールに+2できます。
自分で作った近接武器によるBP攻撃ロールに+2できます。
1つ以上の秘蹟を行使できる時、神術の発動ロールに+1できます(秘蹟は含みません)。
マーフォーク
海で生まれ育つ種族です。人魚とも呼ばれます。
昔は人肉を食べる習慣があったようです。当時は成人の通過儀礼として人間を狩る風習があったともいわれています。
魚介類を好んで食べますが、水中では火を使う調理法がないためその食事風景はいささか野性的かもしれません。
人間に似た上半身に特定の海の生物の下半身、手に水かき、脇腹にエラがあります。陸ではエラは閉じて肺呼吸になるようです。
全身を水から出して10分ほど経つと人間の体と同じ形状に変化するため、陸上での姿はほとんど人間と変わりません(逆に全身が水に浸かると30秒ほどで人魚の姿に戻ります。少なくとも全身が浸る程度の量の水に沈む必要があり、雨に濡れた程度では戻らないようです)。
別系統の人魚同士で婚姻した場合、生まれてくる子は両親のどちらかの系統になるでしょう。長い間卵生だと思われていましたが、今は人間と同じく胎生であることがわかっています。
暑さや乾燥に弱いのが難点ですが、水中では他の種族よりも優れているでしょう。過去より現在を重視する傾向にあり、他種族への偏見はあまりないようです。
長い間陸にいると落ち着かないらしく、基本的に海の近くから離れたがりません。
北洋に魔の海域と呼ばれる船の難所がありますが、そこでかつてマーフォークが略奪のために船を次々と沈めていたことが近年の調査でわかっています。
平均寿命は80歳ほどで、大体15歳で成人します。
種族特性
- 海の民
- 暗視
- ネレイドの助け
- 人魚の慈悲
- ローレライ
固有特性2つに加えて特性を1つ選ぶことができます。
固有特性
なんらかの海中の生物の人魚です。特定の生物(実在する海水魚、蛸、イカ、クラゲ、鯨、イルカ、シャチなど海中のみを生活圏とし、人魚の形態に違和感がないもの。貝類や甲殻類は不可)を選んでください。外見や体質はある程度その生物の影響を受けます。
水中で呼吸ができ、魚の尾で自由に泳ぐことができます。淡水や汽水でも数時間なら問題ないようです。
陸では人間の姿を得るでしょう。また、陸上でも海のある方角と距離がなんとなくわかります。
対峙する相手がマーフォークであるかどうか、感じ取ることができるでしょう。
暗闇をある程度見通すことができます。
下記の特性から1つを選んでください。
水属性の魔法および魔導発動ロールに+1できます(神術・秘蹟は含みません)。
1日1回、任意の単体の怪我をHP2点分まで肩代わりすることができます。相手のHP上限(魂点)を戻すためには使えません。引き受けたダメージは通常の手段で回復できます。
相手を魅了し惑わせます。異性への誘惑や口説き落としの判定ロールに+3できます。
グラスフォーク
時代や地域によってさまざまな呼び名を持つ小人種です。
多くは草原や丘に背の低い住居を作って生活しています。遊牧民として季節ごとに拠点を移動する者もいるようです。
狩猟や農耕、交易が得意で、すばしっこく手先が器用なのが特徴です。
祭り好きで、食べることやにぎやかに騒ぐことが好きな者が多いようです。伝統的なグラスフォークの食事回数は1日6回だとか。
なにかと理由をつけてはお祭り騒ぎしたがる種族、などともいわれます。そうして、そういった付き合いからさまざまな情報を仕入れてくるしたたかさも持っています。
身長は成人でも1mに届くかどうか。耳がわずかに尖っています。
どっしりした体格のドワーフに憧れる者は少なくないようです。
基本的には牧歌的で臆病ですが、もし故郷を飛び出す者がいるとしたらそれは好奇心旺盛で勇敢な者かもしれません。
平均寿命は40歳ほどです。12歳ほどで成人し独り立ちします。
成人後の外見の成長は遅く、他種族からは死ぬまで子供のように見えるでしょう。
種族特性
- 草原の旅人
- ターゲッティング
- ハントスキル
- ステップ
固有特性1つに加えて特性を1つ選ぶことができます。
固有特性
植物や人語を解さない魔物・竜以外のほぼすべての生き物と念話で意思疎通できます。
また、天候変化を感知することができ、今の天候がいつどんなふうに、どう変わるのかを間違いなく当てることができるでしょう。
下記の特性から1つを選んでください。
射出や投擲などの飛び道具によるSP攻撃ロールに+1できます。
SP非戦闘系判定ロールに+2できます。
イニシアチブロールに+1できます。
獣人
セリアンスロープとも呼ばれる、獣の特徴と獣化する能力を持つ種族です。
その昔、肉食系獣人は草食系獣人をはじめ人間やグラスフォークなどの他種族を襲って食べていたといわれています。
また、過去に流行した獣化病(獣人のような姿になり正気を失って凶暴化する、人間の間で流行った感染症。患者に噛まれると感染します)の原因とされ、一時は「獣人狩り」が行われていました。
のちに獣化病は人間の魔術師による呪いであることが判明して迫害は収まりましたが、今でも一部の地域で偏見が残っているようです。
基本的に同じ獣の血族で固まって暮らしています。まとめ役は世襲制ではなく、その群れでもっとも戦闘能力や敏捷力、あるいは知略に優れた獣人が担っていることが多いでしょう。
別系統の獣人と血が混ざることはありませんが、犬の獣人と狼の獣人、獅子の獣人と虎の獣人など血が近い獣人同士でまれに混ざることがあるようです。そうやって生まれてきた子は繁殖能力がないことに加え虚弱体質で短命に終わりやすく、ハーフブラッド同様あまり歓迎されません。
獣の血が騒ぐのか、夜、特に満月の晩は好戦的になりやすいようです。
二足歩行の獣のような姿をしているのが特徴で、どの獣の獣人かによってその外見は大きく異なるでしょう。
自分の意志で獣化でき、獣化後のサイズは獣人時のサイズを獣換算したものとなります(平均体型の猫の獣人なら平均体型の猫に変化できます)。
平均寿命や成人年齢は人間とほぼ同じです。
種族特性
- 獣の血
- ルナティック
- 捕食者
- 野生の勘
- 適者生存
- 暗視
- 登攀
- 潜水
- 飛行
固有特性2つに加えて特性を1つ選ぶことができます。
固有特性
いずれかの動物の獣人です。特定の動物(陸上で活動できる実在する哺乳類や鳥類)を1つ選んでください。外見はその動物が二足歩行しているような姿になるでしょう。鳥類の場合は人の腕にあたる部分が羽根状になり、足は鳥の鉤爪となります。
また、その動物に変化することができます。獣化時は人語での会話や魔法・魔導・神術・秘蹟は使えず、同じ動物の獣人かその動物、グラスフォークとのみ意思疎通できるでしょう。獣化状態でもできる事柄に対してはダイス判定可能です。
自分の意志で自由に変化できますが、体型が変わることで衣服類は脱げたり破けたりするかもしれません。
月の魔力で狂戦士化します。
1戦闘中に1回、日中なら3ラウンド、夜間なら6ラウンドの間、基礎ステータスをBP3、SP0、MP0に変化させます。MP0になるため魔法・魔導・秘蹟は使えません。
解除直後の1ラウンドはすべての判定が-1されます。
下記の特性から1つを選んでください。
肉食系の獣の血筋が選択できます。BP攻撃ロールに+1できます。
草食系の獣の血筋が選択できます。SP非戦闘系判定ロールに+1できます。
雑食系の獣の血筋が選択できます。MP非戦闘系判定ロールに+1できます。
夜目が利く獣の血筋が選択できます。暗闇をある程度見通すことができます。
樹上生活を行う獣の血筋が選択できます。
どれほど高い木や岩場であっても足を滑らせることなく素早く登り、近くの足場へ飛び移ることができるでしょう。
水辺で暮らす獣の血筋が選択できます。30分ほど息継ぎなしで潜水することができます。
空を飛ぶ獣の血筋が選択できます。自由に空を飛ぶことができるでしょう。
フェアリー
遥か昔は気まぐれにエルフと交流していた、森の悪戯者です。
清らかな森や泉を好み、美しいもの、陽気なもの、優れたものに惹かれる性質を持っています。
澄んだ泉や波の下、キノコの輪の中などにあるという不可視の門の先、妖精達の住まう国である妖精郷で生まれると言われていますが、実際のところは彼ら自身もよくわかっていないようです。気づいたらそこにいた、と彼らは言うでしょう。
妖精郷にもいくつかあるようで、彼らが語る妖精郷の風景はまちまちです。
背に昆虫に似た薄い羽を持っており、その羽で自由に空を飛び、浮遊します(選ぶ特性によっては飛行・浮遊ができません)。強風や雨の中を飛ぶのは苦手なようです。
長く尖った耳に60cmほどの小さな体をしています。体が小さいせいか、基本的には軽い素材の衣服を着ているでしょう。
希少な種族で、そのために古くから「見かけると良いことがある」「捕まえた者は幸せになる」などといわれています。
見世物やコレクション、売買などのためにフェアリーを狙う者達やその行為を俗に「羽狩り」と呼びます。
寿命や老いはなく、生まれて死ぬまで同じ姿で生き続けます。
傷や病が原因で亡くなったとき、その体はいずれ空気に溶けて消えてしまうといわれています。
種族特性
- 妖精郷の住人
- 妖精化かし
- 非武装
- 武装(近接)
- 武装(遠隔)
- 武装(防御)
固有特性2つに加えて特性を1つ選ぶことができます。
固有特性
不可視の門を通って妖精郷に出入りできます。妖精達だけが使える妖精の道を通って、離れた場所にあっというまに行くことができるかもしれません。
とはいえ、気まぐれで悪戯好きな妖精達が作った道。大体は変わった場所から変わった場所に繋がっているようですが…。
1戦闘中に1回、妖精の悪戯を仕掛けることができます。
1D6で奇数なら敵へ、偶数なら自分以外の味方に対象が決定します(味方が自分1人のときは使えません)。
対象範囲の任意の単体に対してMPによるダイス判定勝負(暴発、ファンブル、クリット、ダメージは発生しません)を行い、勝てば次の1ラウンド、相手のすべての判定ロールを-1できます。
味方にあたったらご愛嬌。
下記の特性から1つを選んでください。
戦闘用の武具は装備できませんが魔法に精通しています。
MP抵抗ロールに+1できます。自由に空を飛び、浮遊できます。
飛行・浮遊能力を失う代わりに戦闘用の武具を装備することができます。
BP攻撃ロールに+1できます。この特性を選択している間は飛行・浮遊することはできません。
飛行・浮遊能力を失う代わりに戦闘用の武具を装備することができます。
SP攻撃ロールに+1できます。この特性を選択している間は飛行・浮遊することはできません。
飛行・浮遊能力を失う代わりに戦闘用の武具を装備することができます。
BP回避ロールに+1できます。この特性を選択している間は飛行・浮遊することはできません。
竜人
ドラゴニュートとも呼ばれる竜の眷属です。
遠い昔、最強種と名高い竜族の中でも特に友好的な竜が人と竜との橋渡しとして生み出したとか、人と恋に落ちた竜が互いの違いを嘆いて生み出したとか、その誕生には諸説ありさだかではありません。
火竜の眷属なら火竜の住む火山地帯に、海竜の眷属なら海竜の住む海の近くにそれぞれ集落を作って暮らしており、同じ竜の眷属である竜人同士でしか子はできません。
そもそも数が少ないうえに人里からはいささか離れた場所で暮らしているため、あまり見かけることのない種族です。
竜の血と力をごくわずかに受け継いでいますが、卵生の竜族とは異なり、子供は人間と同じように母親から生まれてきます。
人間よりもやや高い身長に竜のような眼、竜の尾と小さな翼、額に立派な角が1本生えているのが特徴です。通常は体格に対して翼が小さいため、飛ぶことはできません。
それぞれの竜を主と仰ぎ、自らの血を誇りとして日々鍛錬に励む者が多いようです。
平均寿命は150歳ほどで、15歳前後で成人します。
種族特性
- 竜の眷属
- 飛行
- 竜の鱗
- 竜の息(水)
- 竜の息(火)
- 竜の息(風)
- 竜の息(土)
- 竜の息(光)
- 竜の息(闇)
- 竜の息(聖)
固有特性1つに加えて特性を1つ選ぶことができます。
固有特性
竜の血と力をごくわずかに受け継いでいます。主である竜を信奉し、裏切ることはありません。
どの竜の眷属か選んでください。竜の属性は水・火・風・土・光・闇・聖のいずれかになります。主竜の系統によって外見に多少の違いがあるでしょう。
基礎ステータスはBP・SP・MPのいずれか1つが4になる代わりに、他の2つのうちどれか1つが-1となります。ただしMP4のときでも魔法習得点は9点までです。
下記の特性から1つを選んでください。
翼が特に発達しています。自由に空を飛ぶことができるでしょう。
皮膚のほとんど、あるいはすべてが竜の鱗状となっています。
BP回避ロールおよびMP抵抗ロールに+1できます。
水属性の竜の眷属が選択できます。1日1回、水属性の竜の息を吐くことができます。
素目(修正値なし)による攻撃ロール勝負で3体までの敵に対して1点のダメージを与えます。クリティカルヒットでもダメージは変わりませんが、属性の優劣によるダメージ増減は適用されます。
火属性を持つ相手には2点のダメージを、土属性の相手にはダメージを与えられず、それ以外の属性の相手には1点のダメージを与えます。
火属性の竜の眷属が選択できます。1日1回、火属性の竜の息を吐くことができます。
素目(修正値なし)による攻撃ロール勝負で3体までの敵に対して1点のダメージを与えます。クリティカルヒットでもダメージは変わりませんが、属性の優劣によるダメージ増減は適用されます。
風属性を持つ相手には2点のダメージを、水属性の相手にはダメージを与えられず、それ以外の属性の相手には1点のダメージを与えます。
風属性の竜の眷属が選択できます。1日1回、風属性の竜の息を吐くことができます。
素目(修正値なし)による攻撃ロール勝負で3体までの敵に対して1点のダメージを与えます。クリティカルヒットでもダメージは変わりませんが、属性の優劣によるダメージ増減は適用されます。
土属性を持つ相手には2点のダメージを、火属性の相手にはダメージを与えられず、それ以外の属性の相手には1点のダメージを与えます。
土属性の竜の眷属が選択できます。1日1回、土属性の竜の息を吐くことができます。
素目(修正値なし)による攻撃ロール勝負で3体までの敵に対して1点のダメージを与えます。クリティカルヒットでもダメージは変わりませんが、属性の優劣によるダメージ増減は適用されます。
水属性を持つ相手には2点のダメージを、風属性の相手にはダメージを与えられず、それ以外の属性の相手には1点のダメージを与えます。光属性の竜の眷属が選択できます。1日1回、光属性の竜の息を吐くことができます。
素目(修正値なし)による攻撃ロール勝負で3体までの敵に対して1点のダメージを与えます。クリティカルヒットでもダメージは変わりませんが、属性の優劣によるダメージ増減は適用されます。
闇属性を持つ相手には2点のダメージを、それ以外の属性の相手には1点のダメージを与えます。
闇属性の竜の眷属が選択できます。1日1回、闇属性の竜の息を吐くことができます。
素目(修正値なし)による攻撃ロール勝負で3体までの敵に対して1点のダメージを与えます。クリティカルヒットでもダメージは変わりませんが、属性の優劣によるダメージ増減は適用されます。
光属性を持つ相手には2点のダメージを、それ以外の属性の相手には1点のダメージを与えます。
聖属性の竜の眷属が選択できます。1日1回、聖属性の竜の息を吐くことができます。
素目(修正値なし)による攻撃ロール勝負で3体までの敵に対して1点のダメージを与えます。クリティカルヒットでもダメージは変わりませんが、属性の優劣によるダメージ増減は適用されます。
邪属性を持つ相手には2点のダメージを、それ以外の属性の相手には1点のダメージを与えます。
鬼人
存在が明らかになって間もない頃は魔物のオーガと同一視され、また、人間の国で奴隷として売買されていた時代にはスレイヴと呼ばれていました。
現在は鬼人またはホーンズフォークと呼ぶのが一般的です。
古くは東方群島の一部、荒波や断崖絶壁に囲まれた島など、外部との交流が容易ではない地域で暮らしていた少数種族です。
男女ともに骨太で背が高く、筋肉質でがっしりとした体格をしています。男性なら2.5m、女性でも2.2mほどの背丈になります。
額に2本以上の小さな角が生えているのが特徴の1つです。2本角が多いようですが、過去には反乱を起こし奴隷解放戦争の発端となった9本角の鬼人の記録が残っています。
非常に仲間思いなことで知られ、家族はもとより友と認めた相手には手助けを惜しまないでしょう。
見た目に反して性格は温厚な者が多いようです。
大柄で重いため一般的な馬に乗ることはできませんが、丈夫な体でどこまでも歩いていくことができます。
平均寿命は60歳ほどで、15歳前後で成人します。
種族特性
- 巨人の血筋
- 同胞の絆
- 不屈
- 激昂
- 鉄壁
固有特性2つに加えて特性を1つ選ぶことができます。
固有特性
強靭な胃を持っており、生肉や毒を食べても問題がありません(経口摂取ではない毒の影響は受けます)。
また、基礎ステータスはHP6、BP2+任意1となります。
家族や恋人、味方と認めた者のいる方角をおおよそ感知することができます。
具体的な距離までは把握できませんが、絆が強いほど精度は高まるでしょう。
下記の特性から1つを選んでください。
戦闘中に自分以外のパーティーメンバーがいる時、自分のHPが3以下の間はBP回避ロール、SP回避ロール、MP抵抗ロールにそれぞれ+1できます。
戦闘中に自分以外のパーティーメンバーのHPが2以下の時、敵にダメージを与える全ての判定ロールに+1できます。
基礎ステータスのHPが5になりますが、代わりにBP回避ロールに+2できます。
ハーフブラッド
異種族間に生まれる子で、両親の種族どちらでもなく、けれど確かにそれぞれの特徴を引き継いでいます。
昔から呪われた子や異端の子、あいの子などと呼ばれ迫害の対象となってきました。
交流が増え、異種族婚が以前ほど珍しくはなくなってきた現在、その偏見は少しずつ薄れてはいるようです。
ハーフブラッドが生まれるのは片親がまず人間であること、そしてもう片親がエルフ、ダークエルフ、ドワーフ、マーフォーク、獣人、鬼人のいずれかであることです。
それ以外でハーフブラッドが生まれたという記録はありません。
ハーフブラッド同士またはハーフブラッドと人間の間にも子は生まれますが、そうして生まれてきたクォーターブラッドはほぼ人間と変わらず、種族としては人間に分類されます。
よく見ると耳がわずかに尖っているとか、八重歯が牙のように見えないこともないとか、そういった小さな違いがあるだけです。
周囲との違いから迫害された者や家族と離別した者など、不運な人生を辿ったハーフブラッドは少なくないでしょう。
おおむね15歳ほどで成人しますが成人までの成長速度は不安定で、例えば3歳までは他の子より成長が早かったのにそれから8歳までは他の子より極端に遅かった、などということがままあるようです。
人間とエルフの間に生まれたハーフエルフの場合、寿命は175歳ほどだといわれています。
少し尖った耳を持ち、身長は人間よりやや低いでしょう。老化は遅めです。
人間とダークエルフの間に生まれたハーフダークの場合、寿命は175歳ほどです。
少し尖った耳に、薄い青系か黒系の肌の色をしています。老化はわずかに遅いようです。
人間とドワーフの間に生まれたハーフドワーフの場合、寿命は125歳ほどです。
低めの身長にやや太い体つきをしているでしょう。ドワーフほど立派な髭は生えないようです。
人間とマーフォークの間に生まれたハーフマールの場合、寿命は65歳ほどです。
肌の一部にマーフォークから受け継いだ鱗や魚の色があります。水中で息はできませんが、普通の人よりは泳ぐのが得意でしょう。
種族の違いや伝統をあまり気にしないマーフォークの性質上、ハーフブラッドの中では最も環境が安定しやすいかもしれません。
人間と獣人の間に生まれたハーフビーストの場合、寿命は50歳ほどでしょう。
人間の体に、耳や牙、尾、目などいくつかの獣の要素を備えています。獣化することはできません。
人間と鬼人の間に生まれたハーフホーンズの場合、寿命は55歳ほどのようです。
鬼人ほどではないですが大柄で背が高く、額には瘤のような突起が2つあるでしょう。
種族特性
- 学歴(BP系)
- 学歴(SP系)
- 学歴(MP系)
- 射手
- 光合成
- 探求者
- ヒーリング
- 頑丈
- マイウェポン
- ネレイドの助け
- ローレライ
- 捕食者
- 野生の勘
- 適者生存
- 不屈
- 激昂
どの種族の血を引いているかによって選べる特性が変わります。
人間の血から1つともう片親の血から1つ、合計2つの種族特性を選ぶことができます。
【人間の血】下記の特性から1つを選んでください。
BP非戦闘系判定ロールに+1できます。
SP非戦闘系判定ロールに+1できます。
これは「野生の勘」と重複します。
MP非戦闘系判定ロールに+1できます。
これは「適者生存」と重複します。
【エルフの血】下記の特性から1つを選んでください。
弓を使ったSP攻撃ロールに+2できます。クロスボウやスリングなど、弓以外は対象外です。
1日1回、陽光を浴びることで自分のHPを即座に2点回復できます。
【ダークエルフの血】下記の特性から1つを選んでください。
基礎ステータスのMPが1以上の時、MP×3点の魔法習得点に更に3点が加算されます(MPが1~3のいずれであっても、加算されるのは3点のみです)。
1日1回、自身の治癒力を活性化させることで自分のHPを即座に1点回復できます。
【ドワーフの血】下記の特性から1つを選んでください。
基礎ステータスの初期HPが7あります。
自分で作った近接武器によるBP攻撃ロールに+2できます。
【マーフォークの血】下記の特性から1つを選んでください。
水属性の魔法および魔導発動ロールに+1できます(神術・秘蹟は含みません)。
相手を魅了し惑わせます。異性への誘惑や口説き落としの判定ロールに+3できます。
【獣人の血】下記の特性から1つを選んでください。
肉食系の獣の血筋が選択できます。BP攻撃ロールに+1できます。
草食系の獣の血筋が選択できます。SP非戦闘系判定ロールに+1できます。
これは「学歴(SP系)」と重複します。
雑食系の獣の血筋が選択できます。MP非戦闘系判定ロールに+1できます。
これは「学歴(MP系)」と重複します。
【鬼人の血】下記の特性から1つを選んでください。
戦闘中に自分以外のパーティーメンバーがいる時、自分のHPが3以下の間はBP回避ロール、SP回避ロール、MP抵抗ロールにそれぞれ+1できます。
戦闘中に自分以外のパーティーメンバーのHPが2以下の時、敵にダメージを与える全ての判定ロールに+1できます。